どうも、吉岡です、今日はトレーリングストップについて解説していきます。
トレーリングストップとは ― 損失を限定しつつ利益を最大化
例えば、あなたがある価格で買い注文を入れた時、思惑どおりに価格が上昇しているとします。このとき、あなたはなるべく価格が高いところで決済して利益を最大化したいと考えるでしょう。しかし、利益確定の決済注文のタイミングを判断は難しく、多くのトレーダーが悩むことだと思います。
少し価格が下落し始めた恐怖から、早めに決済したことで利益を取り損ねてしまったり、相場が転換したにもかかわらず、ポジションを持ち続けることで利益を減らしてしまったり、損切りのタイミングを逃すことで、無駄な損失を出してしまいます。
そこで、相場の動きに合わせて「決済」と「損切り」のポイントを設定し、損失を最小限に抑えつつ、利益の最大化を狙う『トレーリングストップ』という注文方法があります。
今回は、『トレーリングストップ』の仕組みから、通常のトレーリングストップの活用法だけではなく、ワンランク上のトレーリングストップの実践活用法までお伝えします。
トレーリングストップの仕組み
トレーリングストップは、価格変動に応じてロスカットラインを変更していく手法です。
「トレール」とは、英語で「追跡する」という意味があり、価格変動に合わせてロスカットラインが相場の動きを追跡していることを表しています。
例えば、価格が上昇すれば、それに合わせてロスカットラインを引き上げ、逆に価格が下落すればロスカットラインを引き下げていきます。
また、トレーリングストップはFX、株式投資など取引する商品に関わらず、同じ方法で使えるため、投資をする方は知っておくと大変便利な注文方法です。
トレーリングストップのメリット
トレーリングストップの最大のメリットは、「損失を最小限に抑えつつ、利益を伸ばせるということです。
下図のように、101円のときに買い注文を入れた時、最初のロスカットラインを100円に設定します。
そこから、価格が1円上昇するにしたがって、ロスカットラインも1円ずつ引き上げていきます。
そして、価格が104円に達したときのロスカットラインが103円になるわけですが、図のように価格は104円で天井となり、
価格は下落し始め、ロスカットラインに設定していた103円まで下落したところで決済となりました。
もともと101円で買い注文を入れ、最終的に決済した価格が103円のため、結果は2円の利益となります。
このように、価格の上昇に合わせてロスカットラインを引き上げていくことで、ロスカットをしても確実に利益を得ることができるようになります。
これこそが、トレーリングストップのメリットです。
トレーリングストップの効果的な使い方
トレーリングストップの特徴まで解説してきました。
では、実際の相場で価格が上下に動くなか、トレーリングストップとはどのような局面で使えるのでしょうか。
トレーリングストップが使える局面は、主に2つあります。
1つ目は、前述したように、価格変動に合わせてロスカットラインを調整する使い方です。
もう1つは、価格の急騰・急落後の反発を狙ってエントリーするポイントとしての使い方です。
まとめ
今回はトレーリングストップの基本的な特徴、仕組みから、トレーリングストップの使い方まで解説しました。
トレーリングストップを有効活用することで、損失を最小限に抑え、利益を確保しながら相場に合わせて利益を伸ばすことができます。
その反面、お伝えしましたように一時的な価格の反転によって決済してしまい、取れたはずの利益を取り損ねる可能性もあります。
そのため、トレーリングストップを使ったトレードをマスターするためには、相場に合わせたトレーリングストップの位置を自分で設定できるようになることです。
これは、実践経験を積まなければなかなか上達しませんので、実際のトレードで活用しながら使い方をマスターしていきましょう。
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